この話は某動画サイトの某カロイドの有名曲を元にしたお話です。
知らなくても知っていてもOKだと思われます…はい。
朝、目が覚めて真っ先に思い浮かぶのは……
「……またあの人の夢////」
今日もいい日になりそうだと硬くなった体を解すように伸びをした。
「うーん……」
鏡に映った自分を見て唸る。
……少し前髪を切りすぎたかもしれない。
どうしよう……
考えても仕方ない。
いくら考えても髪は伸びてはくれない。
それにここでじっとしている暇はないのだ。
今日は特別な日。
私は鏡に向かうのをやめ、着替え始めた。
いつもの男装とは違う、桃色の女物の着物。
桜の簪。
「うん…!」
鏡に映っているのはちゃんと女の子だった。
今日は女の子の日、ひな祭り。
だから特別に女物の着物を着ていいとお許しが出たのだ。
そのかわりこの屯所にいるとバレたりするといけないから出かけることになっている。
そしてたまたま今日非番だったのが彼。
……私の好きな人。
着物姿を見た彼はほほ笑んでくれた。(それっきり恥ずかしくて目も合わせられない)
私に歩幅を合わせて歩いてくれる。(優しいなぁ…)
久しぶりの着物に情けなくも動きにくい私の手をそっと引いてくれた。(どうしよう……この心臓の音、聞こえてない?)
貴方が私の名を呼んだ。(他の人を呼ぶより優しいとか思いあがっちゃダメ!)
私は俯くだけ。(下手に口を開けばとんでもないことを口走りそう!)
そんな私に彼は心配して顔を近づける。(ダメ!顔が熱いよ!熱すぎて…とけちゃいそう)
ああ……
「前髪切ったんだ。似合ってる」なんて言う貴方のことが
……好きなの
もどる
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めーると!
お相手は想像にお任せな千鶴ちゃん。
まさかあの神曲に手を出すとは……(笑
そのうち二番も書きたいけど……この時代に折りたたみは無いなぁ
じゃ、現代パロで……(未定)
続きは相手があの五人の誰かなら……で短い短編になっております。
↓おまけ↓
わが子に小説の格好させてみた。
分かりにくいけど後ろ髪をアップにして桜の簪つけてるんだよw