ふと、気がついたら僕は空を見上げていた。
晴れ渡る空は、まるで君のようだ……なんてがらでもないことを考えて…笑った。
不思議だ。
今まで思い出さなかった、思い出そうともしなかった、
思い出と呼べるほど奇麗じゃないものが浮かんでは消える。
僕が殺してきた人間の顔。
今までやってきた事の数々。
分かってはいたさ。
僕は天国に行くような人間じゃない。
でも君はきっとそっちの人間なんだろうね。
ならきっともう…会うことはないだろう。
君には感謝してるよ。
一度は絶望したこの道も、君のおかげで今は愛おしいほどに輝いている。
僕が思っていた以上に…素晴らしい道だったみたいだ。
勿論君だけじゃない。
僕らしくもない言葉かもしれないけど……
今まで出会ってお世話になった人達に、こんな時くらいはありがとうって言いたいな。
でもやっぱり…君に一番ありがとうって言いたい。
いつも一緒にいてくれて、ありがとう。
ずっと付いてきてくれて、ありがとう。
僕を見捨てないでくれて、ありがとう。
そばで笑っていてくれて、ありがとう。
愛してくれて……ありがとう。
君を残していくことが何より不安。
……違うな。
君と別れるのが嫌だった。
だから僕は君の中に住み着くよ。
君の中、君を包むもの、君を照らすもの…その全てに僕はなる。
だから何も心配はいらないよ。
僕は君のそばにいる。
そう……思っていてほしい。
最後に君が僕に聞いたね。
『幸せでしたか』って。
僕は答えられなかったけど…聞かなくてもわかるよね?
でも…君はどうだったのかな。
もう一度抱きしめて…聞きたいな。
だけどもう終わり。
君と僕の道はここで別れる。
きっと終わらない道なんてどこにもないから。
だから泣かないで。
君の道はまだまだ続くんだ。
だから今、僕の背を笑って見届けて?
僕はこの川を今……渡る。
だけど……忘れないでね。
君に注いだ気持ちを。
『君を愛してる』
それは永遠だから。
ありがとう。
今、生まれてきた感謝を君に……
ああ、知った声が聞こえる。
僕を呼んでる。
懐かしい声だ……なんだ皆もう来てたの?
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ケ/ミ/ス/ト/リ/ーの『最期/の/川』引用です。
この曲を有線で久々に聞いた瞬間、沖田じゃん!と泣きかけました……
もともとこの歌そんなに好きじゃなかったんですけど……(死ぬ時はもっと未練たっぷりなんじゃないか?と)
でも沖田で想像したら……泣きます…
少しでもこの気持ちが文で伝われば…と願います。
あ、一応沖田ENDのその後ですBADじゃないです。
2月10日 風舞 葉