ここはノンビリほのぼのな屯所幼稚園。
今日も先生の優しい声が……


「総司、またテメェんのとこガキが事務室の俺の机荒らしてたんだぞ!?なんとかしやがれ!」

もとい、怒鳴り声が木霊する……









「えー…あ、司君かぁ。……グッジョブ!」

怒鳴られた一番組の先生は連れてこられた子に親指を立てて笑顔で功績を称えた。
そしてその子もおんなじ笑顔で親指を立てる。ヤッタネ!

「何がグッジョブだあ!変なことばっか教えてんじゃねぇ!!また親から苦情が来るだろうが!!」

副園長はご立腹。

「やだなぁ。僕は教えるべきことしか教えてませんよ?一番組の掟その一『土方は敵』!」

「ひじかたはてき!」

一番組の先生の言葉を反復する園児。
最近、一番組は皆笑顔が黒いという噂が立っている……

「テメェは……」



「せんせー!」

「どしたの?」

「平助の組のガキだな……まさか……」

トテトテと走ってくる女の子。
その胸には八番組のバッチが付いている。

「うん。へいすけくん寝ちゃったー!」

「……あんの馬鹿が…」

「あはは。また園児より先に寝ちゃったんだ。子供だよねぇー」

八番組の先生はちょっと子供っぽい。
遊んでると本気になるし、お昼寝の時間は一番にオヤスミ。
でも園児に一番人気の先生なのだ。

「おい、俺は平助を叩き起こしてくる、テメェはさっさと教室に戻れ」

「はいはい……」



仕方ないなぁと教室に戻る先生。
今は工作の時間だった。

「はーい。じゃあ皆できたかな〜?僕特製の手裏剣は。このね、角の部分に本当はカッターの刃とか仕込むと完璧なんだけど今日は鉛で我慢してね〜」

はーいと元気のいいお返事に満足そうに頷く先生。

「うん。じゃあ出来たらあの副園長に試し打ちの的になってもらいに行こうねー!」

わーい!と喜ぶ園児たちと先生は、とてもいい笑顔だった。
……真黒だけども。


まだまだ楽しい先生はいっぱい。
皆もここで楽しい幼稚園ライフを送ろう!
入園者募集中!(嘘)



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なんか思いつき……(笑)
沖田のグッジョブをやり合ってるのを思いついて書いてみた。